それは、旅行で出かけた京都・大原でのことでした。
初めて訪れた大原は、自然が豊かで、”里”という言葉がしっくりくる、どこか懐かさを感じる所でした。

大原での散策を楽しんでいると、抹茶を頂けるという小さなお寺があり、そこで休ませてもらおうと、お寺の中へと入りました。
そして、お茶を頂き、小さな畳の部屋から見える、美しい緑の庭を眺めていました。

蝉の声、木々の緑、涼やかな風、静けさ。
日常とは少し違う空間で、何をするでもなく、何のためでもなく、ただ座っている。
なんだかとても落ち着き、しばらくその静けさの中で寛いでいました。
すると、次第に自分が空間へ溶けていくような深い安らぎを感じ、その中で自分自身が深く充足していく感覚を覚えました。

私は、その時、「ああ、こういう場所を必要としている人たちがいる。こういう場所をつくろう。」と直感したのでした。

私たちは日々の生活の中で、家庭、職場、社会において、其々の役割を担っています。
しかし、その役割が自分自身なのではありません。
すべての役目、役割をはずしていった時に、そこに在る自分。
その自分自身が充足し、平安であること。
それがあってはじめて、喜びをもって、充分に、自分の役割を成していくことができるのだと思います。

そして、自分が満たされ、心からの笑顔である時、その笑顔は、きっと周りの人たちへと広がっていくことでしょう。

心からの笑顔で、よろこびと共に日々を生きるために、まず自分自身を大切にする。
自分自身をケアする。
yoga studio MITRAは、そのための場所でありたいと願っています。

ヨガの経験、年齢、性別、体力、そうしたことに関わらず、自分自身と触れあいたいと感じていらっしゃる全ての方に開かれた場所でありたいと願っています。

最後となりましたが、yoga studio MITRAをオープンするにあたり、お力添えを頂いた皆さま、ありがとうございます。
そして、現在スタジオで、またオンラインを通じてヨガをされている、お一人お一人に、これから出会うすべての方に、感謝と祝福をお贈りいたします。

私たち一人一人が、笑顔で幸せにありますように。
どんな状況にあっても、自分の中の平安と共にありますように。
すべての方が生き生きと自分らしく、光輝いて生きていかれますように。